朝ドラの最終回に必ず起こる嫌な現象があります

私が朝ドラを見始めたきっかけは、職場の上司が昼休み中にお弁当を食べながら朝ドラをかじりつくように見ていた姿を目にしたのからです。これが毎日儀式のように平日の一定時間になると実施されるので、いつの間にか私は「朝ドラってそれほど人を寄せ付ける魅力があるのだろか?」と疑心案偽な気持ちをもち始めたのです。

そしてあるとき、決心しました。「次回の新朝ドラ番組を機に私も朝ドラ入りしてみよう」と決めたのです。そして実際に朝ドラを見始めると、確かに上司と同じく、毎日が朝ドラなくして始まらなくなってしまったのです。正直、「私もついにおばさん入りだわ」と思ったと同時に、この朝ドラを見ないと気が済まないというのは一種の中毒症状だとさえ感じ始めたくらいです。

そうこうして朝ドラの視聴デビューをしてから数年が過ぎました。朝ドラは短時間ながらも不思議に人を惹きつける要素が凝縮されている番組だと思います。録画し忘れた日や、政治関連のニュースでNHKが朝ドラ時間を遅延、または取り消しした日などは本当に楽しみが大きく減るような感覚さえ覚えてしまいます。こんな単純なことなのに、これが日々のささやかな幸せへと結びついているのだと実感できることに幸せを感じずにはいられません。

しかし、幸せはずっと続かないのが人の常でしょう。今回の朝ドラ「ととねえちゃん」もあっけなく最終回へと話が進み、私は最終回を見た途端、すごく沈んでしまいました。そうなんです、これが朝ドラの最終回で直面する最悪の事態なのです。どの朝ドラを見ても、私は必ず最終回が放映される週になると、日に日に最終回までの日をカウントダウンし始めてしまうのです。無意識のうちに自分が最終回の番組で受けるショックを少しずつ和らげるように努力しているのです。小さな幸せが終わることに対する悲しみがストレスとなって出てしまうからです。

人は顔を対面で合わせれば合わせるほど親しみを感じやすくなるといいますよね。それと同じ効果なのでしょうね。朝ドラは毎日継続的に見る番組なので、人間同様、お別れするのが寂しくなるのです。長いお付き合いでしたからね。

新しい朝ドラが登場しても、きっとまたこの繰り返しなんですよね。今から覚悟しておかないと・・・と自分に言い聞かせています。